労働新聞に掲載していただきました
労働新聞社様、6月16日号の労働新聞に弊所を掲載していただきました。
昨今、特に研修依頼が増えている内容について、そして人的資本経営について書いてみました。
人的資本経営とは
近年「人的資本経営」が注目されています。
過去には、人材を「コスト」を捉えていることが多く、経費削減=人件費 と考えられている企業も少なくなかったでしょう。
実際に、弊所の顧問先様でも、コロナ感染症で売上が伸び悩んでいるときに、一番人件費の高い労働者をやめさせようとしていたことがありました。
その話を伺ったときに、
「人件費が高いのは理解できますが、その方にやめていただくとこの先は本当に困ると思いますよ」との言葉とともに
その方がいなくなったときに、○○は誰にお願いするのか、など具体的なお話をすることで
やめさせるという選択をされませんでした。
今は、その方を中心にうまく営業されています。
人的資本経営とは、人材をコストではなく「組織の成長を支える大切な資本」と捉え、
その価値を最大限に引き出し、企業価値を高めていくという考え方のこと。
国の指針や国際規格も整備され、上場企業だけでなく中小企業でも、人の成長支援や働く環境づくりに力を入れる動きが広がっています。
人を大事にする組織づくり
私たち社会保険労務士は、組織と近い存在だと考えています。
弊所でも、顧問先様から相談が多々あります。
多くは、人間関係についての相談です。
特に最近は「言葉」「伝え方」「考え方」の相談が多い気がします。
ハラスメント行為者に対してどのように伝えればいいのか。
休職満了について、本人が嫌な気持ちにならないようにどのように対処していけばいいのか。
など、法律に直接かかわること以外の相談が増えてきているような気がします。
今は、どの業界も人材不足です。
だからこそ人を大事にする組織づくりが大事になってきます。
ビジネスと人権とは?
企業活動のあらゆる場面で「人権を尊重する責任がある」という国際的な考え方
会社が社会から選ばれるために、一人ひとりを大切にする「ビジネスと人権」の視点も欠かすことはできません。
先日のコンプライアンス研修の際にも
一人ひとりを大切にする「ビジネスと人権」
もお伝えしました。
組織の中にいると、人権リスクにはなかなか気づかない。
大きな視点で見ていくことが必要です。
人は組織の中にいるだけではなく、社会の一員であるという意識が必要です。
人的資本経営という言葉を直接使ってはいませんが、人的資本経営にも
拙著「パワハラ防止Book」の内容が役に立つと思います。
ご興味あればご一読ください。
電子書籍ですのでAmazonkindle unlimitedご契約中の方は無料でお読みいただくことができます。
拙著はAmazonkindleで電子出版していますが、ペーパーバック(紙の本)としても購入いただけます。
管理職の方に配布して読んでいただいている企業もあります。
参考にしてみてください。
「パワハラ防止Book」
「こんな研修できますか?」
「こんな問題があるんだけど解消できるかな?」
というようにお気軽に相談いただくことが増えてきています。
まずは相談いただき、弊所ではお力になれない場合はほかの方をご紹介することも可能です。
お気軽にご相談ください。
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