アンコンシャス・バイアスとは
アンコンシャス・バイアスとは
アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見や思い込み)は、自分自身で気づいていないものの見方や捉え方のゆがみや偏りのことをいいます。
ある出来事を勝手に思い込み、自分なりに解釈をして物事を決めつけてしまうことはありませんか?
例えば、あまり話をしない人と出会って「愛想が悪い」「自分のことが嫌いなのだ」と決めつけたことはありませんか?
また「自分にはできるわけがない」と否定的になったことはありませんか?その後どんな結果になったでしょうか?
アンコンシャス・バイアスは、今まで生きてきた経験や知識から自動的に判断し、解釈します。
たくさんの情報を処理し、行動につなげるために、物事を瞬時に無意識に過去の経験と紐づけ、素早く理解しようとします。アンコンシャス・バイアスは高速思考ともいえるものです。
アンコンシャス・バイアスがあることで、素早く行動するための理解と判断ができるのです。
アンコンシャス・バイアスは誰もが持っているものです。良いも悪いもありません。
しかし、その情報や知識が偏っていたり思い込みによるものであった場合、相手や周囲の人を傷つけたり、自分を苦しめることもあります。
誰もがアンコンシャス・バイアスを持っていることに気づき、対処していくことが大切です。
人や組織に影響する様々なアンコンシャス・バイアス
物事を勝手に解釈したり、自分の思い込みや先入観などで、無意識に言葉を発したり、行動に表れることがあります。それが相手にとっては、否定的なメッセージとなり、相手を傷つけることがあります。
アンコンシャス・バイアスは「思い込み」「決めつけ」「押しつけ」となり、周囲に悪影響を与えてしまいます。
それがハラスメントにつながってしまうこともあるのです。
ハラスメントを防ぐためにも、「思い込み」「決めつけ」「押し付け」がないか、自分自身を見てみましょう。自分の持つアンコンシャス・バイアスが自分や周囲にどういう影響を与えているかに気づくことが、周囲との関係や組織をよくするための第一歩です。
組織がアンコンシャス・バイアスに取り組むメリット
・管理職が取り組むことで、マネジメントの質が向上する
・ハラスメントの防止効果がある
・多様な人材が働きやすく、能力の発揮できる組織となる
・組織の成長につながる
アンコンシャス・バイアス研修について
アンコンシャス・バイアス研修はトレーニングです。
その人にとって当たり前となっているアンコンシャス・バイアスに気づいてもらう。まずは気づくところから始めます。その過程で、不満などを口にすることもあるかもしれませんが、気づかなければ対処ができません。
働きやすい組織、能力の発揮できる組織とするためには変化(痛み)が必要です。
アンコンシャス・バイアスに気づき、対処していきましょう。
行政・企業等団体様向け
アンコンシャス・バイアスの研修、講演はご希望を伺い、オリジナルのメニューをご提案いたします。
●アンコンシャス・バイアス研修
●管理職研修、リーダー研修
●ハラスメント防止研修
●学校やPTA等の講演やセミナー
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